子どものゲーム依存
スマートフォンを持っている子どもはネットゲームにはまる子どもが多い。
仮想のメンバーとチームを組み、敵と戦うのだ。そのスリルは一度味わった
ものでないとわからない。チームのメンバーとは不思議な連帯感が生まれ、
チームから抜けることも自由にできない状態になる。
子ども達は追い込まれたようにゲームのとりこになり、そこから抜け出す
ことができなくなる。
時間はあってないような状態になり、深夜から明け方までゲームを続ける
ことが当たり前になる。
朝は眠気に襲われて、とても学校に行けるものではない。
このような依存は青年に多いが、中高生にも増えている。
なかには小学校高学年ころから親がゲーム機を与えてネットゲームを
始めている。
依存状態になる前に親がゲームの使用時間を制限し、子どもに守らせる
ことが必要だ。
依存症になってしまった場合。これは覚醒剤依存症の治療と同じように
本人に認知行動療法に基づくプログラムを行わせ、家族には依存に関
する知識を身につけてもらい、家族と依存症者の関係を理解してもらい、
依存症者にゲーム機を与えることのないよう家族に協力を求めることが
必要である。また本人に対する本当の愛情を持って接してもらうことが
必要だ。それが依存からの回復につながる。
こんなことにならないために、子どもに依存の怖さを理解させ、ゲームの
使用時間、回数を制限するのを納得させることが大切だ。
