リスカに耽溺する子ども達
リスカ、リストカットのこと。自傷行為を行う子ども達がいます。10人に1人が自傷行為をしているという統計もあります。
保健室を利用している子ども達の調査報告書によると約1100校の公立学校のうち、中学校が7.3%、高校の8.2%が自傷行為をしていることが明らかになっています。
子ども達は何のために自傷行為をしているのでしょうか。決して死にたいから自傷行為をしているわけではありません。辛い思いを何とかしたいと思って自傷行為をしています。
子ども達には心の苦しみがあってその苦しみに比べたら体の痛みのほうがいいわと考えてしまうのです。
つらい気分を変えるために自傷行為をしている子達が多いのです。
ではなぜ、子ども達は自傷行為を繰り返すのでしょうか。10回以上も自傷行為を繰り返している子達がいます。
自傷行為は部屋の中で一人でできるということ。
痛みが脳内麻薬のエンケファリンを増やすことがあります。自傷行為による痛みがエンケファリンの分泌を促し、不安や緊張を和らげるのです。
学校など教育現場ではいのちの授業が行われ、自分の命を大切にしましょうという教育が行われています。
一般的な問題のない生徒には普通に響いても、自傷行為をしている生徒には痛い言葉として胸に届くのです。
自傷行為の子ども達は相談することもできない状態にあることが言われています。
リスカする子ども達の声を聴いてあげたいと思っています。
一人で悩みを抱えて部屋に閉じこもっている子ども達が少しでも声を出せるよう援助したいと思っています。
面接が無理ならSNSという手段があります。都道府県、市町村によってSNS相談を開設しているところがありますので、問い合わせてみてください。
全国的なSNS相談窓口です。詳しくは厚生労働省まもろうようこころ SNS相談のページでご確認ください。
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