こころの痛みを取るワーク

2022年6月15日

マインドフルネスという言葉は一般化してきたきらいがあります。
マインドフルな呼吸とは、鼻から息を吸って、口から息を吐きだします。
その動作を続けるのですが、どうしても余計な考えが頭に浮かびます。

「今日の夕飯の料理は何にしようかしら」

「今日の午前中の会社の会議でひどいこと言われたな」

様々な思いが頭の中を交錯します。
呼吸をしていてもそのような考えが頭に浮かび呼吸に集中できないことがあります。
そのような時はふっと呼吸していることに思考を向けてみる。
そうすると今まで頭に浮かんでいた余計な雑念が消えてしまうことがあります。

そのマインドフルな呼吸をしながら次の言葉を唱えてください。

1 あなたは大切なひとですよ。

2 きちんとできなくて良いですよ。

3 私を信頼して大丈夫ですよ 

4 本音を言っていいですよ

これらの言葉はあなたのこころに突き刺さる言葉かもしれません。

「大切なひと」なんて言われたことがない。

あなたはそう思いながら涙を流すかもしれません。

カウンセラーは
「大切なひとなんて言葉を言われたことがなかったんだね。つらかったね。でももう過去のことだよ。大丈夫だよ」
と言ってそっと背中に手をやり、さすった。

「きちんとできなくて良いですよ」

あなたは完璧症だったかもしれません。
物事は何でも完璧にしなければならない。
そう親にも言われ、自分自身に縛りをかけて生きてきたかもしれません。
「きちんとできなくても良いですよ」「大変でしたね」「もう過去のことですよ。」
「全部できなくて大丈夫ですよ」
そうカウンセラーから声をかけられ、肩の荷がすっと下りた気持ちになった人が何人いたでしょうか。

「私を信頼しても大丈夫ですよ」

 人を信頼しては危険だという思いでずっと生きてきた人、逆に危険な人を信じて騙されてしまう人。

ひとを信頼してもいいんだ。過去に人に裏切られた経験が脳裏によみがえる。
「辛かったね。もう過去のことだよ。大丈夫だよ」
そうカウンセラーから声をかけられ、彼女の目から涙がこぼれ落ちた。

「本音を言っていいんですよ」

今まで自分の気持ちなんて一切言えなかった。親に監視され、本音なんて一言も言えなかった。

「辛かったね。もう過去のことだよ。大丈夫だよ。」
カウンセラーはそう言うと、黙って彼の言葉を聴いた。本音の言葉を。

こころの痛みに寄り添うカウンセリング
 それによってひとに癒しとこころの再生を促す
 カウンセリングを体験したことがない方は、ぜひ一度経験してみてはいかがでしょうか

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